20250128le 生きがい(課題5)
提供:UselessNotes
課題5:
(5)充実した老年期を送るには生きがいが必要である。生きがいに関連する要因は何か述べなさい。続いて,コンボイ・モデルの概要を説明し,生きがいに関連する要因が失われた際に高齢者がどのように乗り越えれば良いのか論じなさい。
回答5:
生きがいに関連する要因として重要なものは親しい友人や仲間がいること、近隣との付き合いが親密であるなどであるが、他に健康状態が良好である、自主的な活動への参加することなどがある。以上のような要因が失われたときに、荒波を渡るためのソーシャルネットワーク構造を定義したものがコンボイ・モデルである。個人に密接な方から水準3、2、1とあり、3は長期にわたり安定し社会的役割役割に依存しないネットワーク(配偶者や子どもなど)であり、水準2は社会的役割といくらか関係があり時間の経過につれて変化する可能性があるものである(友人や親戚など)。水準1は社会的役割関係に直接むすびついており役割の変化にもっとも影響を受けやすい(上司や同僚など)。
老年期は老化という身体的な変化や定年や子育てから開放されるなどの社会的役割の喪失から来る心理的変化がやってくる時期である。このような変化により生きる目的を失いがちになる。そこでこれらを受け入れていくことが老年期の課題である。必要生活満足度(QOL)の高い生活、変化に対し適応し満足や幸福を感じられるように歳を重ねる過程。サクセスフル・エイジングを実現することが重要である。それが「生きがい」であり、生きがいの要因としては老年期の変化を受け入れ、冒頭にも記した柔軟に親しい友人や仲間を持ち、近隣との付き合いを親密にするなどの人間関係を保つことが重要になる。
- @マークは筆者個人
- FirstDrafts: 2025.2.11
- Update:2025.05.14 Now:20:52