20250128le ノーマライゼーション(課題6)

提供:UselessNotes

課題6:

(6)ノーマライゼーションとは何か説明しなさい。次に,授業で取り上げた発達障害(注意欠陥・多動性障害,学習障害,自閉スペクトラム症)の内の 1 つを取り上げ,その特徴と生活する上での困難さを述べなさい。これらを踏まえて,発達障害者/児に対する支援が最終的に目指すものは何か論じなさい。

回答6:

ノーマライゼーションとは知的障害者の生活を可能な限り通常の生活状態に近づけるようにすることである。言い換えると障害者と健常者の壁を作らずに健常者の中で同じように普通の生活ができるようにすることである。

発達障害の例として自閉症スペクトラム症(ASD)をあげて発達障害者・児に対する支援が最終的に目指すものを述べる。

この障害は社会性の遅れを中心に広い領域に発達のゆがみがみられるものであるが、近年ではアスペルガー症候群や高機能自閉症、自閉症とともに別の障害ではなく連続するスペクトラムとして捉えられている。自閉症にはWingsが提唱した「3つ組」という特徴がある。視線回避や仲間関係の形成のしにくさなどの「社会性の障害」、話し言葉の遅れや言われたことを文字通りに受けやすいなど本意を汲み取れないなどの「コミュニケーションの障害」、急に予定が変わるとパニックになるなど「常同的なこだわりと想像的活動の障害」、である 診断と支援については、診断できるのは医師だけであり中途半端な知識で決めつけないことが大事である。診断は病院で医師が行い、子どもの困難や能力を正確に捉え子どもが自ら発達するための効果的な支援を計画し実行するための手がかりを早く得る。また適切な支援をおこない二次的発達鳥害の発生予防のために検診などで早期発見をおこなう。心理的査定で子どもの情報を多角的に集め統合して子どもの状態をなるべく正確に理解するなどである。支援については支援先は地域の保健所や保健センターなど決められたところで行い、障害児への教育は特徴・重症度によって個々の差があるので個別の教育計画を必要とし障害とともに生き社会への参加を目指すなどの支援を行っている。単純なものから複雑なものへの発展、一つ一つの丁寧な指導、子どもの障害に合わせた訓練などを行うことが重要である。 支援が最終的に目指すものは発達障害児については健全な人格形成の保証。自分の苦手なことをうまく処理するために何を使えば、誰を頼ればよいかを知り上手な生き方ができるようになることである。 成人については仕事上のトラブルなどを通して気づく場合が多い。一人ひとりが行きやすい社会がどのような社会か、考えていくことを目指している。


  • @マークは筆者個人
  • FirstDrafts:2025.2.11
  • Update:2025.05.14 Now:21:40