20250128le アイデンティティ(課題3)

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課題3:

(3)アイデンティティの定義と概要を述べなさい。次に,青年期後期における友人関係もしくは恋愛関係のどちらか 1 つを取り上げ,アイデンティティとの関連を論じなさい。友人関係の場合は青年期後期に関係がどう変化するのか,そしてアイデンティティの探索と達成のために友人関係が果たす機能を説明しなさい。恋愛関係の場合は,青年期後期にどのような関係のとり方をするのか,自己の確立に恋愛関係が果たす役割を述べなさい。

回答3:

アイデンティティとは、私は他の誰とも違う私であり私は一人しか存在しないという「斉一性」。今までも現在も将来もずっと私は私であり続けるという「連続性」。それら両方を維持する能力のことであり、それらを受け入れた自分と他者からの視点が一致することが必要である。アイデンティティにはMarciaJEが分類した「分類・統合志向」「モラトリアム」「フォークロージャー」「拡散」という各状態があると言われている。

青年後期の友人関係は同調的な関係から積極的相互理解に変化しもっと深いところで理解し合いたいという関係に変化していく。代わりに心理的な距離をおく防衛的な付き合い方が成熟に伴って減少する。 青年後期はMarcieの分類「モラトリアム」の状態である場合が多く、積極的に関与できる価値観や職業などの対象を模索最中であり選択や決定に積極的に取り組んでいる状態であると考える。

このようなアイデンティティ探索とも言える段階において、友人関係の機能は心理的な安定を友人間で共有し安定を得る。また友人関係の中で自己の存在を明確にして自己の発達を促す機能。また家族とは異なる他者としての様式、つまり集団内のルールや社会性を身につけるなど社会化を促す機能。自分がどういう人間であるべき、どのような人間になりたいか、を友人に求める「モデルを提供する」機能。などたくさんの機能を持っており非常に重要な関係であると考える。


  • @マークは筆者個人
  • FirstDrafts:2025.02.11
  • Update:2025.05.14 Now:21:20