20250128le ギャングエイジとチャムシップ(課題2)

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課題2:

(2)児童期中盤から青年期前期にかけて見られる 2 つの特徴的な友人関係のとり方について,概要をそれぞれ説明しなさい。次に,こうした特徴的な友人関係が子どもの発達に与える良い影響,悪い影響を友人関係ごとに述べなさい。

回答2:

  • 一つは児童期中期頃に見られる「ギャング・エイジ」と呼ばれ、気の合う仲間4〜8人程度の閉鎖的な徒党集団(ギャング集団)をつくる時期のことである。ギャング集団の関わりから仲間意識を育て自分たちだけの秘密やルールを作る特徴がある。大人を単純に模倣するだけから大人のコミュニケーションを観察して模倣したり、尊敬する他者に従うなど大人との距離感が変化して、自己のあり方にも影響する。結果、大人からの精神的自立や、集団成果を送る術を学ぶなど良い影響はあるが、反社会的な行動に走るという悪い影響に至る場合もある。
  • 2つ目は「チャムシップ」と呼ばれ、小学校高学年から見られる同性の友人たちとの親密な関係のことである。女性に多く児童期から青年期への移行過程で重要な他者が家族や親から友達に変化する時期である。価値観が同じで、第二次性徴など大人への身体的変化もあって、共感や不安の相談相手として友達に変化していくことが関係していると考えられる。
  • 良い影響としては親友の眼を通して自分自身を見つめることで自己像が形成され、自立を手助けし親との関係がうまくいかなくても親友との間に信頼感が形成されると心の安定が保てるなどがある。
  • 悪い影響としては、類似性を保つため同じであることへの圧力、同調圧力が生まれること。大人に認められる良い子をいじめのターゲットにするなど逸脱行為へ走る方向に作用したりすることである。また相手が喜ぶような、また相手の気分を害さないような説明の仕方をとるなど原因帰属の使い分けをすることなどである。

  • @マークは筆者個人
  • FirstDrafts:2025.02.11
  • Update:2025.05.14 Now:20:48