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2024年8月8日 (木) 11:38時点における版
歴史に学ぶMay 29, 2023
1.学問思想
(1)儒学
- 「先進国」中国に起源。江戸時代に独自に発展、思想学問の中心
- 儒教 bc6c 中国(春秋戦国時代)に孔丘(孔子)
- 会話しかしていない。弟子が文書化。ソクラテスと一緒
- 孟子(性善説)、荀子(性悪説)、朱子により新たな解釈
- 水戸の弘道館に「孔子廟」がある。そもそもお墓という意味だがお墓はない。しかし位牌がある
孔子の言行録「論語』から
- - 「古きをたづねて新しきを知る」
→昔得た知識を再度よく考えて将来の道を導く。
- - 「人の己を知らざるを憂えず、人を知らざるを憂うべき」
→自分が知られないことよりも他人を知らないことを憂うべき。
- - 「学びて思わざればすなわち暗し、思ひて学ばざればすなわち危うし」
→知識と思索のバランスが大切。
- - 「之(これ)を知るを之を知ると為し、知らざるを知らざると為せ。これ知るなり」
→自分が「何を知らないか」ということに気づくことが大切 (知ってるつもりにならないこと!)
- - 「己の欲せざるところ、人に施すことなかれ」
→自分が望まないことを他人にするな!
- - 12:57
==== ①失子学 儒学の一種、一番流行した====
- 禅宗で学ばれる→江戸時代に仏教から独立した立場へ→ 武士の生き方の規範
- 中国宋の時代、朱熹(しゅき)によって体系化された儒学。京都五山で学ばれる→藤原惺窩(せいか)が還俗して体系化
- 家康ーーー 惺窩の弟子である林羅山(らざん)を待講(じこう 家庭教師)に登用→子孫は外交文書や武家諸法度の起草を担当
- 将軍の政治顧問として幕府政治に影響・・・新井白石(6代将軍時代)・室鳩巣(8代将軍時代)
- 朱子学の考え方
・「理気二元論」(りきにげんろん)..世の中の物はすべて「陰陽」(対立する二つの気)と「五行」(火・水・木・金・土の五要素)の運動により変化 ・「性即理」(せいそくり)…人が本来持っている「仁・義・礼・智・ 信」という性質が「情」(欲)に流されないことが重要 ・「居敬窮理」(きょけいきゅうり)・・居敬(日常のいかなる時であっても意識を集中させ心を安静の状態に保つ) 窮理(理をきわめる)→自然科学の発展に通じる?
- 太極旗(大韓民国国旗)
- [大韓民国]国旗
- 八卦
- (乾)天•南
- (兌)沢・南東
- (離) 火・東
- (震) 雷・北東
- (たつ?) 風・南西
- (坎) 水・西
- (艮)山・北西
- (坤)地・北
②陽明学・・・元は中国の王陽明が創始,体制を破壊する危険思想?
- 「心即理」 (しんそくり)…「心」こそが「理」である
- 「良知(りょうち)を致す」..「良知」(すべての人がもつ先天的な道徳知であり、また人間の生命力の根元)を全面的に発揮する)→「良知」に従う限りその行動は善。
- 「知行合一」(ちこうごういつ)…認識と体験は不可分。知識と行いは同じ(実践重視)という考え方ではない
③古学・・原典(孔子・子の著作)に戻ることを唱える
- のちの思想家の「解釈」ではなく、原典(=オリジナル)を直接研究すべき
- 国学などの研究方法に影響
- では、どうやって原典を確定するか?
- 写本(写し間違い、省路がある)を比較する必要=校訂
(2) 国学
- 「日本とは何か?日本人とは何か?」を探求
- 契沖『万葉代匠記』←光圀の援助
- ※考え方
- 儒教や仏教の影響を受けていない『万葉集』や『古事記』に本来の日本人の姿がある!
- 儒教や仏教の道徳が人間らしい感情を押し殺すことを批判、人間のありのままの感情の自然な表現を評価。
- 1746本庄市生「塙保己一」業績は「郡書類従」編纂666冊 目が見えないので記憶力DE編纂
- 埼玉県出身ヘレンケラーも心酔。S12講演会実施。火事で坐説、弟子たちが「共生の精神」
- 保己一の心酔者は他にも女性初医師「荻野吟子」、渋沢栄一
(3) 本草学・天文学・数学 ほんぞうがく
- 本草学(薬草の研究から発展)・・具原益軒『大和本草』稲生若水『庶物類纂』
- 天文・暦学(天文観測と暦作成)・・・渋川春海により真享暦完成→幕府天文方
- 地理学・・長久保赤水(赤浜村・高萩市出身)…「日本輿地路程全図」@伊能忠敬は自分の足で作ったが、頭の中で作ったらしい(日本初の経緯線入り地図)
- 数学(和算)・・土木事業・検地に利用→代数学、行列、数列、方程式など西洋数学の概念
- 円周率・・42桁まで解明
(4) 蘭学・洋学・・新たな知識への探求
- 長崎から流入・・・漢訳洋書
- 前野良沢・杉田玄白…「解体新書』(解剖書・ドイツ語をオランダ語に翻訳したものを日本語翻訳) ->小田野直武の装丁 秋田蘭画 小田野姓は佐竹が秋田に移封された家で茨城県由来
- 大槻玄沢…『蘭学階梯』(入門書)
- 稲村伯・・『ハルマ和解』(辞書)
2.宗教・信仰
(1) 仏教・幕府と密接な関係
- 13宗56派
- 法相・華厳・律(奈良時代から) 華厳宗
- 天台・真言(平安時代から) 現在は大抵はここ
- 融通念仏・浄士・浄土真・時・日蓮・臨済・曹洞(鎌倉時代から)
- 黄檗(おうばく キハダ)(江戸時代から)
- 新たな伝来→黄檗宗(照元)…禅宗の一派。宇治に本山。
- 徳川家…塗土宗(増上寺)と天台宗(寛永寺)と密接な関係(家康、家光以外の将軍などの墓所)
- 「本山末寺制度」・・幕府により各宗派1つの本山を指定、本山が各寺の住職の住免などの権限。
- 「寺請制度」・キリスト教禁止政策の一つ。すべての人をいずれかの寺の檀家として、村で作成する「宗門人別改帳」に檀家である旨を証明し、さらに檀家の結婚、旅行、転居などに際し、自分の寺の増家(信者)である旨の証明書を発行した。檀家は旦那寺に対し経済的援助を行う義務をもつ。
- 日蓮宗不受不施派・法華経を信仰しない者とは、施しを受けず、施しもしない→幕府に弾圧される。
● 隠元神師が日本にもたらした物
- 皆さんの身近に、隠元禅師が日本にもたらしたものが沢山あります。
- 今べ物では、いんげんまめ・すいか・たけのこ・れんこんなど。また「寒天」の名付親と言われています
- お仏壇等で見かける「木魚」も隠元禅師に依るものとされ、その原型となる飯ばん(はんばん)・開ばん(かいばん)が萬福寺にあり、日常の行事の時間を知らせる鳴らし物として、代々使用されています。
(2) 神道
- 一部を除き、仏教と分離不十分
- 例:東照大権現(家康に贈られた「神号」) →「権現」とは「仏菩薩が人々を教うために(仮に)人や神の姿に変わって世に現れる」という意味。「山王一実神道」による。
- 東照宮には鳥居(神社)と仁王門、五重塔(仏教)が同居している極めて日本的な風景
- 吉田神道ーーー仏教・偶数・道教を取り入れる→江戸時代に全国の神社・神職を支配下におく
(3) 生活のなかの信仰
- 特定の神社への信仰
- 山岳信仰との関係(修験道との関係) ーー浅間神社 (富士山)、御岳神社(御岳山)、出羽三山など
- 「御師」(おし)(信者の為に祈祷、案内をし、参拝・宿泊などの世話) の活躍・・伊勢、熊野、出雲、鹿島など
- あんば信仰ーー大杉神社(稲敷市) 太平洋沿常と利根川沿いに広がる。農漁と疱瘡(天然痘)除け
- 札所巡りーー四国八十八か所巡り→各地へ 例:坂東三十三観音、秩父三十四か所
- 江戸時代中期以降盛んに
- ※納経帳ーー札所に経を納めた証明として朱印をもらう→「御朱印帳」の起源か?
- 2023-05-29 講義 MW UP済
- Update:2025.05.15 Now:04:02