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| 科目名:「012601001 現代社会と政治学」 2023年後期
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| 作成日:2023年10月20日(月)
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| 振り返り課題「第3回 国民国家の類型」
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| 課題:国民国家の類型として以下の3つを取り上げました。授業で例示した国以外にそれぞれどんな国が当てはまりますか?それぞれ一つ当てはまる国を書いてください。
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| 1.「一民族一国家」Ethnically homogeneous nation(単一民族国家)
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| 2.「多民族一国家」 Multinational state(多民族国家)
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| 3.「一民族多国家」Stateless National or Ethnic Groups, national or ethnic minority and transnational ethnic groups(国家をもたない民族)
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| 回答:この類型分類は定義によって一意的には分けられないと感じた。しかし定義を意識しながら挙げていくと、1.「一民族一国家」は単一の民族からなる国家であるが、国に居住する民族が全て単一民族という国は厳密には存在しない。しかし同一民族の割合が人口の85%以上を占めれば単一民族国家と言う説を取るならば(*1)、92%以上が漢族で占める中華人民共和国が当てはまる。2.「多民族一国家」は多民族になった経緯は多様にあり支配民族が周辺居住小民族を取り込んだ、旧植民地出身者が多い(*2)、などあるが政策で移民を積極的に受け入れた国を例にとるとルクセンブルグが移民割合で世界一位(*3)である。3.「一民族多国家」統一国家を持たない民族で最大規模はクルド族である。クルド語を母語にする人々であり、主に居住する国はトルコである(*4)。以上
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| 参考資料・文献
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| (*1)wikipedia 単一民族国家
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| (*2)wikipedia 多民族国家
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| (*3) 外国生まれの人口OECD Data(2018-2019)
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| (*4) 「国をもたない最大の民族」とは 歴史から知るクルド人の歩みと今-朝日新聞
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| [[Category:現代社会と政治学]]
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