「消費と社会」の版間の差分
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ページの作成:「== 消費と社会 == * - *消費はなんのため * - 目的の一つは「見せびらかしのため」誇示的消費 * === ソースタイン・ヴェブレン アメリカの経済学者・社会学者 === * - 欲望とは他者の欲望である * - ヴェブレン:流行が発生する仕組みにも注目 * - 「流行は上流階級から下の階級に伝播するトリクルダウン説」 * - 売れる商品というのは、消費者のニー…」 |
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* - 売れる商品というのは、消費者のニーズを発見したのではなく、新たに消費者のニーズを作り出したもの | * - 売れる商品というのは、消費者のニーズを発見したのではなく、新たに消費者のニーズを作り出したもの | ||
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=== ジョン・ガルブレイス カナダの経済学者 「経済学の巨人」 | === ジョン・ガルブレイス カナダの経済学者 「経済学の巨人」=== | ||
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- 商品がたくさんあふれる社会が豊かな社会>商品が増えれば増えるほど、それだけたくさんの欲望が生み出される | - 商品がたくさんあふれる社会が豊かな社会>商品が増えれば増えるほど、それだけたくさんの欲望が生み出される | ||
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- マクドナルドの秘密 客を従業員化した | - マクドナルドの秘密 客を従業員化した | ||
- マクドナルドの店員の作業:動作の単純化、流れ作業 | - マクドナルドの店員の作業:動作の単純化、流れ作業 | ||
=== ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』(1993年) | === ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』(1993年)=== | ||
- でも、物の豊かさと心の豊かさは比例しない | - でも、物の豊かさと心の豊かさは比例しない | ||
- 消費の合理化が進む半面、消費の魔術化がすすむ 消費生活の二面性 | - 消費の合理化が進む半面、消費の魔術化がすすむ 消費生活の二面性 |
2024年9月12日 (木) 12:46時点における版
消費と社会
- - *消費はなんのため
- - 目的の一つは「見せびらかしのため」誇示的消費
ソースタイン・ヴェブレン アメリカの経済学者・社会学者
- - 欲望とは他者の欲望である
- - ヴェブレン:流行が発生する仕組みにも注目
- - 「流行は上流階級から下の階級に伝播するトリクルダウン説」
- - 売れる商品というのは、消費者のニーズを発見したのではなく、新たに消費者のニーズを作り出したもの
ジョン・ガルブレイス カナダの経済学者 「経済学の巨人」
- 保存効果 - 商品がたくさんあふれる社会が豊かな社会>商品が増えれば増えるほど、それだけたくさんの欲望が生み出される - 満たされない - 社会学的な分析の対象の変化 - ヴェブレンの時代:客観的属性でみる(どの階級に属しているか) - 1980年代日本:「一億総中流時代」→客観的属性による差が減り、消費の特徴が見えづらくなった→大衆消費ではなく、細かな差異にもとづく消費傾向分析(ただし、差が小さすぎて判別しにくくなってきた)
- アメリカ:ライフスタイルによる分析(家族構成、宗教、地域など) - *商品は、自分の個性を表現する役割をもつ=記号としての価値 - 記号は意味を持たないが、他との差により価値が(個性)がでる
ジャン・ボードリヤール フランスの社会学者
- 消費社会とは、商品という記号が生み出す実体なき虚構、すなわち神話である - マクドナルドの秘密 客を従業員化した - マクドナルドの店員の作業:動作の単純化、流れ作業
ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』(1993年)
- でも、物の豊かさと心の豊かさは比例しない - 消費の合理化が進む半面、消費の魔術化がすすむ 消費生活の二面性 - ダニエル・ベル - 「近代化、産業化に伴って人びとの意識が物質的なものから脱物質的なものへと変化する」 - 価値観の変化 ものにこだわらない現象 - 脱工業化>技術的・理論的な問題解決能力を持つ「テクノクラート」が権力をもつ>技術の発展が、社会を想像力に富み予測不能な新しい方向へ導く
- FirstDrafts:2024.07.04
- Update:2025.05.15 Now:04:57