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歴史に学ぶJune 19, 2023
江戸文化を楽しむ
- 「徳川の平和」がもたらした多様性の文化
- 伝統的な要素から革新的な要素が生れる→現代への継続性を考える
1. 初期(中心寛永時代・1624~44)
- 京都・大坂中心、桃山文化の継承=派手
- 代表建築 坂→阪(明治から)
- 東..日光東照宮(江戸幕府造営)
- 西..桂離宮(天皇家造営)
- 代表人物→ 本阿弥光悦(工芸)
- 俵屋宗達(装飾画) 「風神雷神図」 @派手という桃山時代の影響を強く受けてる気がする
2. 前半(中心・元緑時代・1688~1704)
京都・大坂中心、独自性、現実社会(浮世=世)、人間に着目
(1) 文芸
- 松尾芭蕉(1644~94)武士出身
- わび・さび・かるみの提唱→蕉風の確立
- 古池や 蛙飛びこむ 水の音..俳句の代名詞
- 『奥の細道』..夏草や 兵どもが 夢の跡(岩手県平泉町)
- 閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声(山形県・立石寺)
- 五月雨を あつめて早し 最上川(山形県大石田町)
- 荒海や 佐渡によこたふ 天河(新潟県出雲崎町)
- 近松門左衛門(1644~1725)武土出身
- 人形浄瑠璃・歌舞伎の台本作家
- 現実社会に取材→世話物『曽根崎心中』(1か月前の心中事件脚色。大ヒット!)
- 歴史に取材→歴史物『国姓爺合戦』(日本人と中国人のハーフ鄭成功の物語)
- 井原西鶴(1642~93)
- 現実社会を描写した小説(浮世草子)
- イロとカネという人間の欲望を描く
- 代表作:『好色一代男』『日本永代蔵』
(2)演劇
- 人形浄場腐(操り人形+三味線音楽+語り)
- 竹本義太夫
- 歌舞伎…女歌舞伎(現代の宝塚)→若衆歌舞伎(ジャニーズ?)→野郎歌舞伎(男のみ)
(3) 美術 伝統と革新
- 絵画 伝統的大和絵の発展
- 狩野派...狩野探幽、幕府御用絵師
- 佐派…土佐光起(みつおき)、朝廷御用給師
- 町人の生活風俗を題材(浮世絵)...菱川師宣
- 陶芸 豊かな色彩→野々村仁清、尾形乾山 @尾形光琳の弟
- 染織 宮崎友禅一>友禅染
3.後半(中心…文化・文政時代・1804~1830)
- 江戸中心、大衆文化
- 江戸を中心とした町人文化....教育の普及をベースに、出版・貸本業盛ん
- 貸本業..19世紀に800軒(1軒あたりの得意先は170~180軒)少なくとも数十万人の読者人口
- ※蔦屋重三郎(1750~97) …出版業 小説、浮世絵などの企画・制作...ヒット連発
ベストセラー(一般書、娯楽書の部)
- 1.大日本道中行程細見図(旅行案内、明和6年・大坂吉文字屋)
- 2.都名所図絵(安永9年・京都吉野屋)
- 3.吉原細見(新吉原案内、安永以降・高屋の独占刊行)
- 4.文武二道万石通(黄表紙、天明8年・蔦屋)
- 5.天下一面鏡梅鉢(黄表紙、寛政元年・蔦屋?)
- 6.絵本太閤記(寛政9~享和2年、大坂勝尾屋他)
- 7.東海道中膝栗毛(享和2~文化6年、江戸村田屋他)
- 8.正本製(柳亭種彦の合巻、文化12~天保13年・江戸西村屋)
- 9.偽紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)(文政12~天保13年・江戸鶴屋)
- 10.春色梅児誉美(天保3~4年・江戸西村屋他)
- 11.江戸名所図絵(天保5〜7年・江戸須原屋)
滑稽本
- 十返舎一九『東海道中膝栗毛』弥次・喜多二人組の失敗談を中心に名所案内
黄表紙
- 絵を主体とした小説本。現代の漫画・劇画本に近い。
- 5丁(枚)を1冊とする肌子(2、3冊で1編)である草双紙の1種。子供向けの数化娯楽的な「赤本」から、「黒本・青本」と表紙色が変わるにつれ内容も変化、成人向きのものとなった。「黄表紙」としての最初とされるのが、「恋川春町」作の「金々(きんきん)先生栄花夢』である。あらすじは、「田舎から出てきた金兵衛が、腹が減ったので目黒不動産名物の粟餅を食べようとし粟餅屋の座敷でうとうとしていると、立派な駕籠が迎えに来た。何と金持ちの若旦那に迎えられ、吉原や深川で遊び、「金々先生」ともてはやされる。そうしているうちに身代が傾き、家を追い出され、途方に暮れ、杵の音に驚き起きあがると、すべて夢の中のできごとだった、」というものである
合巻(5※を1冊にまとめたもの
- 柳亭種彦『偽紫田舎源氏」
読本(大河小說?)
- 淹沢馬琴『南総里見八犬公』
洒落本
- 遊里を舞台にした小説だが、遊里案内、遊客心得なども兼ねた。田舎老人多田爺(いなかろうじんただのじじい)や、山手馬鹿人(やまのてのばかひと)※に続き、山東京伝があらわれたが、糖政の改革で処され、一時衰えた。@あまりうまくない(ダサい)ペンネーム
- ※山部赤人..奈良時代の歌人。百人一首「田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ」
人情本(庶民の色恋に題材)
詩歌
俳諧
- 与謝蕪村 (1716~84) 文人画
- 「春の海 終日のたりのたり哉」「菜の花や月は東に 日は西に」
- 小林一茶(1763~1828)
- 「我と来て遊べや親のない雀」
- 「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」
- 「やせ焼 負けるな一茶 是にあり」
狂歌
大田南畝(おおたなんぽ) 文人・狂歌師・御家人 幕府官僚 「やまのてのばかひと」は別名説あり
川柳
柄井川柳(からいせんりゅう) 前句付け 「連歌、俳諧連歌は本来、発句から始めて参加者が交互に下の句を続けていく集団文芸であるが、逆に下の句(七・七)のお題を用意し、気の利いた上の句(五・七・五)を考えて技巧を競う(前句付け)」
演劇台本
- 人形瑠務..行田出雲『仮名手本忠臣蔵』
- 歌舞伎..鶴屋南北『東海道四谷怪談』
(2)絵画ーマンガ、アニメなどにも通じるか!?
浮世狯
- 錦絵(多色刷版画) →鈴木春信
- 多彩な題材..美人画(宮多川歌麿)、役者絵(東洲斎写楽)
- 風景画(葛飾北斎、歌川広重)
- その他(歌川国芳)
文人画
- 池大雅、与謝蕪村、渡辺華山
- [与謝蕪村]
- 写生画
- 円山応挙
- 西洋画
- 平賀源内、司馬江漢(銅板画)
- 異端?
- 伊藤若沖(1716~1800)
- 林十江(1778~1813) 水戸出身 tonbo
- FirstDrafts:2023.06.19 mw app
- Update:2025.05.15 Now:06:20